不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。下
「そう言えば自己紹介がまだだったな…俺は光龍総長、燈」
「…副総長、春樹」
「ちっ。幹部、翼」
「下代表、翔」
「あー、えーっと俺もっスか…?一般代表?公平」
この部屋にいる5人の男達が名を挙げた。
それと同時に机には俺とアヤトくんを含めた7人分のお茶が用意される。
「あ、お茶汲みの翔子です」
「いや、お前はいいわ!!」
「え、うそ〜。流れ的にいるかなって思ったんだけど」
「いらんいらん!とっとと出てけ!」
金髪の、ツバサとか言う男がしっしっと女を追い払う。
あぁ、確か妹とかアヤトくんが言ってたな。