Letter from the Starry Sky ―君がくれた世界―
駅で彼女を拾ったのが火曜日で、今日はその週末の日曜日。
私は彼女に呼び出されていた。勿論ユウも。
実はあの日、帰り際に彼女に連絡先を聞かれていた。お礼なんて大丈夫ですといっても聞かない彼女に、私は電話番号を紙に書いて渡したのだ。
「……何で俺も?」
「ユウが運んだからでしょ」
「んー、俺何もしてないけどなあ。ほとんどレイが世話してたし」
彼女が指定したカフェレストランで二人で待っていると、彼女は自身が設定した時間より30分遅れて姿を見せた。
「遅れてすみません!」
清楚なワンピースに身を包んだ彼女は私達の座る席に駆け寄り、ガバッと頭を下げる。その瞬間に茶色の細い髪がふわっと揺れた。
私は座るように促し、彼女は私とユウの向かい側に座った。
「えっと、私の名前まだ言ってませんでしたよね。私、菊沼星子(きくぬま ほしこ)って言います」
そう言って彼女は名刺を私達の前にそれぞれ出した。
こういう時も名刺って出すもんなのかな……。
「あっ、つい癖で! すみません……」
「ああ、じゃあせっかくですから」
一旦出してくれたものだから貰っておくことにする。