イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!
抜群の目力を眠らせた目元は、いつもより少し幼げな印象だけど。
少し緩んだ唇が描く曲線、喉ぼとけから首筋のラインは、対照的に大人の男を感じさせるセクシーさで。
なんだかドキドキしてしまう――
「おいおい、わたしは変態か」
自分で突っ込んで、妙な気分になる前に彼を起こそうとしたんだけど。
あんまり気持ちよさそうに寝てるから、
なんとなく、可哀そうになってしまう。
太陽に恵まれた、初秋の一日。
暖房も冷房もいらないこんな穏やかな日は、昼寝こそ贅沢な過ごし方かもしれない。
もう少しだけ、寝かせてあげようかな。
わたしも実はさっきから、また眠気が襲ってきて……
「ふぁあぁ……」
レースのカーテンごし、うっすら覗く青空を眺めて、あくびをかみ殺す。
ほんと、今日はいいお天気。
テーブルに突っ伏して、またあくび。
まぶたが重たくなって、次第に落ちてくる。
静かだな。
なんかすごく、いい気持ち――……
「うわっ!」
ガタン! って大きな音がして、パチッと目を開けた。