イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!

普通、男性が抱きたいって思うのは、ああいう若くてナイスバディの女子だよね。

わたしみたいな身長も3サイズも並、みたいな女……どこに“欲しい”要素があるっていうの?

やっぱりさ、何か“裏”があるのかも。
喫煙所メンバーの罰ゲームとか――……


なんだかそれ以上、その場にいたくなくて。
彼が何て返すのか聞きたくなくて。

わたしはお店の外によろめき出た――


「ぶっ!」

前をろくに見てなかったせいだ。
イキナリ誰かに、思いっきりぶつかってしまった。

「すすみませんっ!」

「痛ってぇ」
大げさに肩を押さえて呻いたのは、少し年下だろうか、黒いスタジャンとジーンズって恰好の男だった。
「大丈夫かよ」
同じようなファッションの、友達っぽい人が駆けてくる。

「この女がぶつかってきてさぁ、うわ、マジ痛い」
「うわ、ひっでえ。アザとかなってるんじゃねえの」

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