イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!

「うわ、震えちゃってるよ」
「そそるねーカワイー」

どうしよう。
どうしよう。

彼から離れなきゃよかった。
まさか真昼間からこんなことになるなんて!

早く、逃げなくちゃ。

早く!


わかっているのに、緊張で凍り付いたわたしの身体は人形みたいにズルズル引きずられていく。


お願い――……助けて、誰か……


坂田くんっ!



心の中で叫んだ瞬間だった。


「ぎゃっ!」


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