イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!
遊びなんでしょ? 抱ければ、それでいいんでしょ?
よく考えもせずに言い放った途端。
ピタッと、わたしをまさぐっていた手が止まった。
「……ほんとに、まだそう思ってる? お前のこと、カラダだけだって?」
どこか悲し気な口調にドキリとした。
――冗談ぽく見せかけて……実は本気だったりして? 一目惚れとか。
――美弥子先輩に恋してるって、シンプルに考えたらいいじゃないですか。照れてて、素直に“好き”って言えないだけですよ。
違う。
違う。
そんなはずない。そんなはずないのに。
どうして?
どうして、そんな目で見るの?
そんなに、真っすぐ……
気持ちが揺れ、揺さぶられ。
雪崩を打って動き出し始めたような気がした。
「美弥子、オレお前のこと――」