イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!

突然。

乱れた足音が聞こえて、言葉を切る。

地下道をこっちへ向かってくるらしい音は、それが複数であることを示してる。
誰だろう? 清掃の他のスタッフかな?
なんだか急いでいるような。

考えている間にも、足音はどんどん近づいてきて……



「美弥子っ!」




「さ、かたくん……?」


現れたその人に、息が止まるかと思った。

しかも彼は、一人じゃなかった。
ぐいっと誰かの腕を引っ張って、現れたのは――


「西谷さんっ?」


< 217 / 539 >

この作品をシェア

pagetop