イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!
「エロくなっ――ん、っぁ……」
唇が、また塞がれた。
口内を執拗に弄られて、身体から力が抜ける瞬間を待っていたみたいに、
そのまま不埒な指先はわたしの胸へ直に触れる――
次の瞬間。
その先端が濡れた感覚に包まれ。
未知の何かが全身へ走り……わたしは背中をしならせた。
彼の唇に含まれているのだと、なんとか理解したけど。
抵抗するだけの余裕はなかった――気持ち良すぎて。
身体が悦んでいることを、白濁した頭のどこかで感じて。
なんとかそこから抜け出そうと、本能的に逃げを打つ腰。
けれど、圧倒的な力で引き戻され。
再び同じ場所を唇に食まれ。
もう片方は、大きな手のひらで揉み込まれ、卑猥に形を変えていく。
「っ、ン……ぁ……、も、許しっ……」
やだ、もう……
頭がくらくら、なんてもんじゃない。
ぐらぐら沸騰して煮立って、おかしくなりそう……
あれ……“少しだけ”って言ってなかったっけ?
ぼんやり思い出したけれど。
その頃にはほとんど、わたしは意識を飛ばしかけていた。
「美弥子……早くオレに堕ちて来い。オレの理性が、ギリギリ保ってる間に」
どこか物騒な台詞が聞こえたような気がしたけど。
夢、だったのかもしれない。