イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!
でも、週が明け……再び会社との往復が続いて……状況はあまり変わらなかった。
というより、悪化してる。
今やもう、彼からの連絡は一切なくなってしまった。
わたしからラインを送れば返事はくるけど、
こっちの質問には何も答えることなく、【気を付けて帰れよ】のみだ。
直接泣きボクロの美女のこと、確かめたいのに。
日中の社内で営業マンを捕まえるのは至難の業だってことを、思い知らされただけだった。
まるでわざとわたしから逃げてるんじゃないか、距離を置こうとしてるんじゃないかって疑いたくなるくらい、影を踏むことすら叶わなかった。
そもそも、最初の頃毎日のように会えていたのが奇跡だったのよね。
それだけ彼が、時間をわたしのために割いてくれてたってこと。
じゃあ……いきなりのこの変わりようは、どういうわけ?
――本気の恋愛はしないって噂があったじゃない、坂田さん。つまりあの人、ちゃんと結婚相手と遊びを分けてたのよ。
――あいつ、本気の恋愛する気ない、っていうより、できへんヤツやなって。