イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!
もちろん協力したい気持ちはある。
わたしにできることなら、なんでも。
けど……。
彼らが知らない、ってことはつまり坂田くんが内緒にしてるってこと。
誰にも知られたくないに違いなくて。
そんな大事なことを、わたしがぺらぺらしゃべっていいんだろうか?
うぅ、どうしよう……
話すべき?
何度か口ごもり、目を泳がせて考えて。
結局わたしは、「少し、考えさせてください」って逃げてしまった。
「ごめんなさい!」
勢いよく頭を下げてから上目遣いに伺うと、彼らはしばらく黙り込む。
不満そうではあったけれど……
やがて、諦めたような視線を交わし。
肩を落とした。
「……わかった。きっと、言えない事情があるんだね。でももし話す気になったら、すぐに声かけて」
「はい、そうします」
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、「連絡先教えて」と請われるまま、携帯の情報を交換した。