イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!
「不調の原因は、更年期障害だったみたい」
「え、そうなのっ?」
驚く飛鳥に、苦笑しつつ首を縦にする。
嘘でしょ、私がー!? って、しのぶさんは相当ショックを受けてたけど。
不治の病というわけじゃなくて、みんなホッとした。
「なんだ、よかったわね。これで全部すっきり解決! 嫁と姑トラブルも無縁そうだし?」
ニヤニヤ笑いながら肘でつつかれ、あははって曖昧に眉を下げた。
まぁ確かに……
しのぶさんとは、あれから何度も会って。
坂田くんが呆れるくらい仲良くさせてもらってる。
実の母親より気が合うし、彼女がお義母さんだったら最高だなって、確かに思う。
けどね。
「嫁と姑になるには、まず結婚、なのよねえ」
ずっとそばにいろ、とは言われたけど、
それが結婚を意味するのかと聞かれたら……どうなんだろう?
「彼が結婚にどこまで興味があるのか、相変わらずわかんないんだよね」
「美弥子……それは――」
「だからね」
決意も新たに、両手をギュッと握りしめた。
「今日彼に逆プロポーズ、しようと思ってるの」