宇佐美くんの口封じ
「っちょっと!あんたさっきからなんなの!?関係ないでしょ!」
「はぁ?あたしとせんぱいはオトモダチなわけ。あんたらよりずーっと関係あるから黙ってな?」
「なっ…」
「あー本当面倒くさーい。…あ、来た来た!こっちだよぉ」
私が落されたこの場所からはよく見えないけれど、どうやらそのスケットさんが来たらしい。
麻央ちゃんはその先にいるであろう人にブンブンと手を振ると、今度は私の方を見て何故かウインクをした。
……ウインク…?
いや可愛いけど……何故ウインク…?
なんて思ったけれど、次に麻央ちゃんの口から出た名前によって、彼女のウインクの意味が少しだけわかってしまった。
「────依里!」