砂上の城〜秘密を抱えた少年の数奇な運命
アベルはカインをふわりと抱き寄せた。
驚いて上げたカインの顔。きらめくようなブルーの瞳が潤んでいる。
その潤んだ瞳を見た途端、感情が溢れ出してしまった。まるで食らいつくようにカインの唇を奪う。カインは全身の力をこめてアベルの体を離して逃げようとする。
だが、カインの心の奥までも吸い上げるような激しい口づけに、次第にカインは抵抗できなくなる。
「淋しいとか、悲しいとか、言えよ、カイン」
その勢いで華奢な体をベッドに押し倒して、アベルはカインの耳元で囁く。
カインは必死に首を横に振った。
言えるはずもない。
アベルを失う喪失感で心は空っぽだった。感情すら湧き上がってこないくらい。
アベルがカインの白い肌に唇を寄せる。
冷たい肌に温かいアベルの体温を感じた途端、カインの体はビクンと大きく揺れた。
わずかに残っていた理性が最後の抵抗をする。
カインが体をよじり、アベルを拒否したのは初めてのことだった。
カインの小さく細い背中はわずかに震えている。
驚いて上げたカインの顔。きらめくようなブルーの瞳が潤んでいる。
その潤んだ瞳を見た途端、感情が溢れ出してしまった。まるで食らいつくようにカインの唇を奪う。カインは全身の力をこめてアベルの体を離して逃げようとする。
だが、カインの心の奥までも吸い上げるような激しい口づけに、次第にカインは抵抗できなくなる。
「淋しいとか、悲しいとか、言えよ、カイン」
その勢いで華奢な体をベッドに押し倒して、アベルはカインの耳元で囁く。
カインは必死に首を横に振った。
言えるはずもない。
アベルを失う喪失感で心は空っぽだった。感情すら湧き上がってこないくらい。
アベルがカインの白い肌に唇を寄せる。
冷たい肌に温かいアベルの体温を感じた途端、カインの体はビクンと大きく揺れた。
わずかに残っていた理性が最後の抵抗をする。
カインが体をよじり、アベルを拒否したのは初めてのことだった。
カインの小さく細い背中はわずかに震えている。