砂上の城〜秘密を抱えた少年の数奇な運命

「アルベルト殿、国王陛下がお呼びです」

その時、ノックと共に伝令が声をかけてきた。

「はい。すぐ、いきます」

アベルは大きく息を吸う。
ここはブリュオー王国。武術に優れた者が最も賞賛される、強さが全ての国。油断は命とりになる。

頬を叩いて気合をいれ、いつもの無害な笑顔を作り、部屋を出た。
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