砂上の城〜秘密を抱えた少年の数奇な運命
「やめろっ!!!」
じっとしていられなかったのだろう。ベッドの下からアルスが飛び出して、カインの足を抑え込んでいた男の背中に一太刀浴びせた。
だが、もう一人の男がすぐに剣で応戦し、大きな傷を負わせるまでにはいかなかった。
「隠れてやがったのか、生意気なガキめ!」
男たちの怒りの矛先がアルスへと向かってしまった。
「アルス、逃げろ」
カインはやっと思いで声をあげる。
「できません!!!母上を置いて逃げるなんてできません。
僕は子供でも、誇り高きオルディン家の当主だ!」
アルスから見れば男たちはまるで巨人のようにみえるだろう。それなのに、カインをかばいながら男たちに臆することなく向かい合う。
だが、万事休す。
自分の体はいまだに動かないのだ。カインに戦う術はない。
ーー私は何をされても、殺されてもいい。神様。どうか、アルスをお守りください。
なんとしても、アルスを守らなければ。
その思いだけでとっさにカインは力を振り絞ってアルスをぎゅっと抱きしめ、来たるべき衝撃に備えた。
その時だった。
じっとしていられなかったのだろう。ベッドの下からアルスが飛び出して、カインの足を抑え込んでいた男の背中に一太刀浴びせた。
だが、もう一人の男がすぐに剣で応戦し、大きな傷を負わせるまでにはいかなかった。
「隠れてやがったのか、生意気なガキめ!」
男たちの怒りの矛先がアルスへと向かってしまった。
「アルス、逃げろ」
カインはやっと思いで声をあげる。
「できません!!!母上を置いて逃げるなんてできません。
僕は子供でも、誇り高きオルディン家の当主だ!」
アルスから見れば男たちはまるで巨人のようにみえるだろう。それなのに、カインをかばいながら男たちに臆することなく向かい合う。
だが、万事休す。
自分の体はいまだに動かないのだ。カインに戦う術はない。
ーー私は何をされても、殺されてもいい。神様。どうか、アルスをお守りください。
なんとしても、アルスを守らなければ。
その思いだけでとっさにカインは力を振り絞ってアルスをぎゅっと抱きしめ、来たるべき衝撃に備えた。
その時だった。