恋の忘れ方、怖がりな君の愛し方。【番外編追加】
男の人の力の前では、女である自分はこんなにも無力なのだと思い知らされた。
「でも、怖かったから、抵抗するのをやめられなくて、そうしたら、忘れ形見なんだから大人しくしてろって、な、殴られて…その、後…」
激しく殴られて気を失いそうになった私の体の中を、熱くて硬い塊が無遠慮に掻き回した。
「私の、中に、無理矢理…」
あまりの痛みに耐えられず上がり続けた自分の悲鳴は、天津先輩に口を塞がれて行き場を失った。
「私、痛くて………はぁっ…はっ…」
(どうしよう苦しい)
頭がぼうっとして、突然呼吸の仕方が分からなくなる。
「はぁっ…は…あ…っ」