レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
「すっ,すみませんデニス様!……あっ,ですがデニス様がご覧になっても,今日の姫様はステキだとお思いになりませんか?」
「えっ!?……そ,そりゃあ……な」
急に同意を求められたデニスは,顔を真っ赤にしてドギマギしながらも肯定した。
「……あっ,ありがとう」
恋人に「ステキだ」と思ってもらえたことは,リディアも嬉しい。が,今回の目的は隣国の王子に魅力的に思われることでは決してない。
皇女として,スラバットからの国賓をもてなすことが目的なのである。――少なくともリディアは,そう思っている。
「姫様,胸元が気になるようでしたら,大ぶりの首飾りをお着けになってみては?」
エマはドレッサーの上の宝石箱から,大ぶりな紅玉のはめ込まれた金の首飾りを取り出し,リディアの首にかけた。
「えっ!?……そ,そりゃあ……な」
急に同意を求められたデニスは,顔を真っ赤にしてドギマギしながらも肯定した。
「……あっ,ありがとう」
恋人に「ステキだ」と思ってもらえたことは,リディアも嬉しい。が,今回の目的は隣国の王子に魅力的に思われることでは決してない。
皇女として,スラバットからの国賓をもてなすことが目的なのである。――少なくともリディアは,そう思っている。
「姫様,胸元が気になるようでしたら,大ぶりの首飾りをお着けになってみては?」
エマはドレッサーの上の宝石箱から,大ぶりな紅玉のはめ込まれた金の首飾りを取り出し,リディアの首にかけた。