レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
「……リディアよ,どうしたのだ?」
無言のまま王子を見つめていたら,隣りから父の怪訝そうな声がして,彼女はハッと我に返る。
「あ……,いえ。何でもありませんわ」
(……いけない。わたしったら,ついカルロス様に見蕩れてしまったわ。デニスの前なのに)
チラッと後ろを振り返ると,デニスは少々機嫌が悪そうである。
(もしかして,わたしが彼に見蕩れていたこと,バレたのかしら?)
浮気者と思われただろうか?あれだけ大口を叩いたのに。
「リディア,こちらが西の隣国・スラバット王国の王太子,カルロスどのだ」
「カルロス・マルロッソと申します。この度はお招き頂き,ありがとうございます。皇女リディア様,お会いできて光栄です。噂以上にお美しいですね」
無言のまま王子を見つめていたら,隣りから父の怪訝そうな声がして,彼女はハッと我に返る。
「あ……,いえ。何でもありませんわ」
(……いけない。わたしったら,ついカルロス様に見蕩れてしまったわ。デニスの前なのに)
チラッと後ろを振り返ると,デニスは少々機嫌が悪そうである。
(もしかして,わたしが彼に見蕩れていたこと,バレたのかしら?)
浮気者と思われただろうか?あれだけ大口を叩いたのに。
「リディア,こちらが西の隣国・スラバット王国の王太子,カルロスどのだ」
「カルロス・マルロッソと申します。この度はお招き頂き,ありがとうございます。皇女リディア様,お会いできて光栄です。噂以上にお美しいですね」