レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
一方のデニスはというと,とても不機嫌。理由はリディアにも分かっている。この異国から来た,背の高い王子への一方的なライバル意識,だ。
要するに"嫉妬"である。
(やっぱり,わたしがさっき王子に見蕩れてたこと,バレているのかしら……?)
というか,原因はそれしか考えられない。ジョンの次は,母の故郷の王子か。――自分の恋人がこんなに嫉妬深かったのかと,リディアは愕然となった。
「あの,リディア様。少し疲れました。あそこにある四阿で,少し休ませて下さいませんか?」
カルロス王子が,あの四阿を指差して言った。途端に,デニスの眉が跳ね上がる。
どうやら彼は,自分とリディアの二人だけの"聖域"を他の男に汚されることが許せないらしい。
要するに"嫉妬"である。
(やっぱり,わたしがさっき王子に見蕩れてたこと,バレているのかしら……?)
というか,原因はそれしか考えられない。ジョンの次は,母の故郷の王子か。――自分の恋人がこんなに嫉妬深かったのかと,リディアは愕然となった。
「あの,リディア様。少し疲れました。あそこにある四阿で,少し休ませて下さいませんか?」
カルロス王子が,あの四阿を指差して言った。途端に,デニスの眉が跳ね上がる。
どうやら彼は,自分とリディアの二人だけの"聖域"を他の男に汚されることが許せないらしい。