レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
「いえ。あいにく,わたしはご一緒できませんが。代わりとして,案内役の兵士を一人同行させますわ」
「ありがとうございます,リディア様。助かります」
――この晩餐会には,特別にデニスも同席を許されていた。カルロス王子が直々に,イヴァン皇帝に「ぜひ,デニスどのも一緒に」と頼み込んだのである。
リディアはカルロスとの話を終えると,隣りの席で食事をしていたデニスに目で合図を送り,二人で中座して父の席の側へ行った。
「お父さま,食事中に申し訳ありません。内密なお話があるので,少し外へ……。よろしいですか?」
リディアがそと耳打ちすると,父は内容について詮索することなく黙って頷き,その場にいる一同に中座する旨を詫びた。
「ありがとうございます,リディア様。助かります」
――この晩餐会には,特別にデニスも同席を許されていた。カルロス王子が直々に,イヴァン皇帝に「ぜひ,デニスどのも一緒に」と頼み込んだのである。
リディアはカルロスとの話を終えると,隣りの席で食事をしていたデニスに目で合図を送り,二人で中座して父の席の側へ行った。
「お父さま,食事中に申し訳ありません。内密なお話があるので,少し外へ……。よろしいですか?」
リディアがそと耳打ちすると,父は内容について詮索することなく黙って頷き,その場にいる一同に中座する旨を詫びた。