レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
「はい。だからこそ,姫様にどうこうしてほしいのだと陛下は仰っておりました」
(お父さまは,あの男の化けの皮を剥がそうとしているのかもしれないわ)
父がむざむざ殺されに行くわけがない。ならば,サルディーノを嵌めようとしているのではないかと,リディアは察した。
どうでもいいが,「サルディーノが同行したがっている」と言った時の言い方といい,大臣もあの男が危険だと知っているのだろうか?
「――分かりました。それじゃあ,デニスにも同行してもらうわ。着替える必要はないのね?」
「はい。お召しものはそのままでよろしいかと存じます」
リディアは少し心配になった。いつものお忍びの姿ならともかく,ドレスのままでは剣を隠し持つことができないのである。
(お父さまは,あの男の化けの皮を剥がそうとしているのかもしれないわ)
父がむざむざ殺されに行くわけがない。ならば,サルディーノを嵌めようとしているのではないかと,リディアは察した。
どうでもいいが,「サルディーノが同行したがっている」と言った時の言い方といい,大臣もあの男が危険だと知っているのだろうか?
「――分かりました。それじゃあ,デニスにも同行してもらうわ。着替える必要はないのね?」
「はい。お召しものはそのままでよろしいかと存じます」
リディアは少し心配になった。いつものお忍びの姿ならともかく,ドレスのままでは剣を隠し持つことができないのである。