レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
――と,その時。
「もういいですよ,姫様。さ,剣を置いて下さい」
穏やかに、リディアを諫める若い男性の声がした。我に返った彼女が,声のした方を振り返ると……。
「ジョン!無事だったのね!よかった……」
馬に跨った,傷一つ負っていないジョンの姿がそこにあった。
そして,彼の後ろには縄で縛られている黒装束の男が一人,馬に乗せられている。おそらく,甥であるカルロス王子を亡きものにしようと,サルディーノが差し向けた刺客だろう。
その刺客が捕えられたということは……。
「ご安心下さい,姫様。カルロス様もご無事ですよ。任務は無事遂行致しました」
「リディア様,申し訳ありません!伯父のせいで,デニスどのがケガを」
「カルロス様……。ご無事でよかった……」
「もういいですよ,姫様。さ,剣を置いて下さい」
穏やかに、リディアを諫める若い男性の声がした。我に返った彼女が,声のした方を振り返ると……。
「ジョン!無事だったのね!よかった……」
馬に跨った,傷一つ負っていないジョンの姿がそこにあった。
そして,彼の後ろには縄で縛られている黒装束の男が一人,馬に乗せられている。おそらく,甥であるカルロス王子を亡きものにしようと,サルディーノが差し向けた刺客だろう。
その刺客が捕えられたということは……。
「ご安心下さい,姫様。カルロス様もご無事ですよ。任務は無事遂行致しました」
「リディア様,申し訳ありません!伯父のせいで,デニスどのがケガを」
「カルロス様……。ご無事でよかった……」