レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
「そういうあなたはどうなの?デニス」
「えっ,オレ?オレは……,どうかなあ?」
はぐらかそうとしているのか,はたまた本当に分からないのか,デニスは頭をボリボリ掻きながら首を捻る。
「わたしは,想いを伝えるなら,ハッキリ言ってほしいわ。遠回しに言われても伝わらないもの」
デニスと二人でこんな話をする日が来るなんて,リディアは夢にも思っていなかった。
――そういえば,今は何時頃だろう?懐中時計を宿に置いてきてしまった。
「ところでデニス,あなたも納得していないんでしょう?ジョンが,あなたの提案を却下したこと」
リディアは彼が眠れなかった理由を,そう推測した。あれだけヘベレケに酔っていたのに,眠れないとは。今はもう,酔いはすっかり醒めているようだけれど。
「ああ,まあな。っていっても,オレは自分の手柄には興味ないんだ。リディアも行きたがってたのに,却下されたから何かモヤモヤして」
「……わたしのために?」
「えっ,オレ?オレは……,どうかなあ?」
はぐらかそうとしているのか,はたまた本当に分からないのか,デニスは頭をボリボリ掻きながら首を捻る。
「わたしは,想いを伝えるなら,ハッキリ言ってほしいわ。遠回しに言われても伝わらないもの」
デニスと二人でこんな話をする日が来るなんて,リディアは夢にも思っていなかった。
――そういえば,今は何時頃だろう?懐中時計を宿に置いてきてしまった。
「ところでデニス,あなたも納得していないんでしょう?ジョンが,あなたの提案を却下したこと」
リディアは彼が眠れなかった理由を,そう推測した。あれだけヘベレケに酔っていたのに,眠れないとは。今はもう,酔いはすっかり醒めているようだけれど。
「ああ,まあな。っていっても,オレは自分の手柄には興味ないんだ。リディアも行きたがってたのに,却下されたから何かモヤモヤして」
「……わたしのために?」