レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
「あっ,違うのよジョン!今夜誘ったのは,本当にわたしなの。だから,デニスを責めないであげて!お願い!」
「リディア様……。それは本当ですか?」
自分が嘘をつくわけがないと知りつつも確かめるジョンの目を真っすぐ見て,リディアは「ええ,本当よ」と頷いた。
「……分かりました。信じましょう」
「ありがとう,ジョン」
宿の中に入ると,待ってくれていたのはジョンだけではなかった。おかみも,リディア達二人を寝ずに待ってくれていたのである。
「まあ,姫様!ご無事で何よりでした。このごろ物騒ですから,何かあったのではと心配していたんですよ」
まるで母親のように肝を冷やしていたおかみにも,リディアは「ご心配をおかけして,すみませんでした」と丁寧に詫びた。
「さあ,リディア様もデニスも,もう遅いですから休みましょう。――ところでリディア様」
「リディア様……。それは本当ですか?」
自分が嘘をつくわけがないと知りつつも確かめるジョンの目を真っすぐ見て,リディアは「ええ,本当よ」と頷いた。
「……分かりました。信じましょう」
「ありがとう,ジョン」
宿の中に入ると,待ってくれていたのはジョンだけではなかった。おかみも,リディア達二人を寝ずに待ってくれていたのである。
「まあ,姫様!ご無事で何よりでした。このごろ物騒ですから,何かあったのではと心配していたんですよ」
まるで母親のように肝を冷やしていたおかみにも,リディアは「ご心配をおかけして,すみませんでした」と丁寧に詫びた。
「さあ,リディア様もデニスも,もう遅いですから休みましょう。――ところでリディア様」