諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
「なんだよ」

「ここに座ってください」

 私はバスタオルの中から手を出し、ソファーを指差した。

「なにしようっていうんだ」

 彼は煩わしそうな口ぶりで言いながらも、ソファーに深く腰掛ける。

 今から自分がやろうとしていることを頭の中で再確認している私の心臓は、胸から飛び出しそうなほど強く打っていた。

「これでいいのか?」

 理人さんが、正面にいる私を見上げる。覚悟を決めた私は、自分から向かい合うようにして彼の膝の上に乗った。

「お、前……」

「……理人さんと、触れ合いたいんです」

 驚きの表情を見せる理人さんに、消え入りそうな声で告げる。狼狽する彼の前で、私はゆっくりとバスタオルを開いた。

 淡いピンクの下着の上にベビードールを一枚身につけただけの私の姿があらわになる。

 それを捉えた理人さんの目が、大きく見開かれた。
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