諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
――理人さんに迫ったあの夜から、一週間以上が経っていた。
土曜日で仕事が休みな私は、リビングでひとりテレビを眺めていた。しかし、その内容はまるで頭に入ってこない。
ふと、私は窓の外に視線を移した。
冬の陽は短く、落ちるのも素早い。それがより私を感傷的な気分にさせた。
あの夜から、なにをしていてもあのときの出来事が頭から離れなかった。
そして、避けられているのか、あれから理人さんの帰りが遅い。日付が変わっていても帰ってきていない場合がほとんどで、朝も私が起きるより早く家を出ていた。
今日も休日にもかかわらず、朝から仕事に出掛けたようだった。
もう私とは顔を合わせたくないのかも。このままでは理人さんが身体を壊してしまうのではないかと心配だった。