諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
「送ってやる」

「えっ?」

 私が小さく声を上げる。コートを羽織り、外出する準備をする理人さんは、

「いいから乗っていけ」

 と有無を言わせない語調で告げた。

「ありがとうございます」

 私は内心ほっとする。

 理人さんがそばにいてくれるだけで心強かった。
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