嘘恋のち真実愛
「またふたりで来てね」と言われて、どう返したらいいのか迷ったが、笑みを浮かべて会釈した。またふたりで行くことはおそらく……ない。
「ゆりか、どうした? 車に酔った? 気分悪くなったら、言って」
「酔ってはいないです。お腹が膨れて、眠くなっているだけです」
「そうか。眠かったら、寝てもいいからね」
「いえいえ、征巳さんが運転してくれる横で寝られませんよ。今、眠気はどこかに飛びました」
私の返事に征巳さんは、肩を揺らして笑った。そんな彼を見て、また心がむずむずする。私、どうしたのだろう……。
どうして彼を意識しているのだろう?
いつもと違う気持ちを感じる自分に、心の中で問いかける。
気持ちの変化に気付きたくなかった。彼に惹かれている自分を否定したくなる……征巳さんの計画が私を喜ばせてくれるものばかりだから、勘違いしてしまっているんだと……。
決して彼を好きだからはない。これ以上、想定外の気持ちが出てこないように考えた。
しかし、征巳さんは葛藤している私を知らないからなのか、さらに私を喜ばせる。
「ゆりか、どうした? 車に酔った? 気分悪くなったら、言って」
「酔ってはいないです。お腹が膨れて、眠くなっているだけです」
「そうか。眠かったら、寝てもいいからね」
「いえいえ、征巳さんが運転してくれる横で寝られませんよ。今、眠気はどこかに飛びました」
私の返事に征巳さんは、肩を揺らして笑った。そんな彼を見て、また心がむずむずする。私、どうしたのだろう……。
どうして彼を意識しているのだろう?
いつもと違う気持ちを感じる自分に、心の中で問いかける。
気持ちの変化に気付きたくなかった。彼に惹かれている自分を否定したくなる……征巳さんの計画が私を喜ばせてくれるものばかりだから、勘違いしてしまっているんだと……。
決して彼を好きだからはない。これ以上、想定外の気持ちが出てこないように考えた。
しかし、征巳さんは葛藤している私を知らないからなのか、さらに私を喜ばせる。