嘘恋のち真実愛
「ふたりはここ、初めてかな? 知り合いに教えてもらって、ひとりの時はいつもここに来てるんだ」
「はい、初めて来ました。今日はひとりではないのに、いいのですか?」
「うん、芦田さんを連れてきたかったからね。鈴川くんはついで」
「えっ、俺はついでですか? 邪魔してすみません」
ついでと言われた鈴川くんは、しゅんと肩を落とした。征巳さんったら、ひどい……。
「ハハッ、冗談だよ。ここのオムライスが美味しいから、ふたりにもぜひ食べてもらいたくてね。何にする?」
「なにって、オムライスを勧められたら、オムライスしか選べませんよ。ねー、芦田さん」
「あっ、うん、そう、そうですよ。美味しいと聞いたら、食べなくちゃと思いますよ」
「じゃあ、オムライスでいいかな?」
私と鈴川くんは、揃って「はい」と返事をする。征巳さんがオムライスセットを三人分オーダーしてくれた。
とろとろの卵にホワイトソースがかかっているオムライスは見た目からして、美味しそうだった。
「あー、ご飯はカレー味なんですね。美味しいです」
「初めて食べる組み合わせですけど、美味しいですね」
「はい、初めて来ました。今日はひとりではないのに、いいのですか?」
「うん、芦田さんを連れてきたかったからね。鈴川くんはついで」
「えっ、俺はついでですか? 邪魔してすみません」
ついでと言われた鈴川くんは、しゅんと肩を落とした。征巳さんったら、ひどい……。
「ハハッ、冗談だよ。ここのオムライスが美味しいから、ふたりにもぜひ食べてもらいたくてね。何にする?」
「なにって、オムライスを勧められたら、オムライスしか選べませんよ。ねー、芦田さん」
「あっ、うん、そう、そうですよ。美味しいと聞いたら、食べなくちゃと思いますよ」
「じゃあ、オムライスでいいかな?」
私と鈴川くんは、揃って「はい」と返事をする。征巳さんがオムライスセットを三人分オーダーしてくれた。
とろとろの卵にホワイトソースがかかっているオムライスは見た目からして、美味しそうだった。
「あー、ご飯はカレー味なんですね。美味しいです」
「初めて食べる組み合わせですけど、美味しいですね」