イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡
「料理は好きですけど、人様に提供できるようなものじゃないし、それでお金もらうなんて……」
全然想像できないよ。
自分の作ったものを、舌が肥えてるであろう芸能人に食べさせて、ましてや賃金をいただくなんて。
「何言ってるの、純恋。もっと自信持ちなさい?あなたの作る料理、すっごく美味しいわよ。最近はパパのために健康のことまで考えてメニュー作ってくれてるし」
「ちょっとママ……」
「そうだよ。それに純恋、芸能人好きじゃないか。いつもテレビ見て誰がかっこいいとかかわいいとか」
うっ、パパまで人をミーハーみたいに。
……そうだけれど。
「画面越しで見るのと実際会うのとは全然違うの!とにかく……」
「けど、純恋ちゃん、このままだとかなりの時間立ち止まったままにならない?新しいこと初めて見るのも乗り換える一つの手段だと思うけど。純恋ちゃんに来てくれたら、俺も助かるし」
「うぅ……」
「お願い。来てくれたら今よりは確実に元気にさせてあげられる自信があるから!一度シェアハウスを見学して考えてくれてもいいからさ」
まだ全然乗り気じゃないけど。家でボーッとしてても今考えるのは翔のことばかりなのは否定できなくて。
『立ち止まったまま』になってしまうかもしれない。
宗介さんの言葉に妙に納得して。
「じゃあ、一度、見学だけ」
そう返事をした。