一途な恋とバックハグ
「……」
「……」
暫しの沈黙。
やっぱり今のは聞き間違いか?それともただの言い間違い?
いや、確かに好きと聞こえたはずだが、言った本人は未だに困惑した顔をしている。
「…世迷言は寝てから言ってくれ。ほら、もうすぐ家だろ?さっさと帰れ」
がっかりしながらそう言うとまた歩き出した。
何がっかりする必要がある?
若い笹川がこんなオジサンの俺に好意を寄せるなどあるわけないだろと言い聞かせた。
笹川が付いてきてる気配がないと振り返ろうとしたら抱き着かれてまた驚く。
「っ…て、おい」
「世迷言じゃありません!私!課長の事が好きなんです!」
「…うそだろ…?」
まさか本気で笹川が俺を?
思わず天を仰げばいつにも増して星々がキラキラと輝いている。
何だか一気に視界が華やいだのは気のせいか?
「あ…あの、世迷言…そう!世迷言です!今のは無かったことにしてください!」
やっぱり世迷言だったのかと驚愕したが、顔中真っ赤で恥ずかしがってる笹川を見れば嘘だと容易にわかる。
逃げようとする彼女を逃すまいと捕まえ抱きしめた。
「今のは冗談なのか?本気じゃないのか?」
「ほ…本気…って言ったら、課長は迷惑ですか?」
迷惑なわけあるか。
年甲斐も無く胸は踊り狂ってる。
これはもう彼女にハマってしまったとしか言いようがない。
「迷惑…なんかじゃない。やばいな…めちゃくちゃ嬉しい」
「…え?」
「いいのか?こんなオジサンで部下から怖がられて嫌われてる俺なんかで」
笹川は確か22~3。俺はもう32だ。
10近くも年上で嫌われ者の俺に惚れられて迷惑するのは笹川の方じゃないのか?
そう思ったんだが…
「かっ、課長はオジサンなんかじゃありません!かっこよくて真面目で誠実で素敵な人です!みんなに怖がられてるけど嫌われてはいませんよ!みんな課長の事尊敬してます!」
必死に訴える彼女に驚いたと同時に嬉しくなって笑ってしまった。
「……」
暫しの沈黙。
やっぱり今のは聞き間違いか?それともただの言い間違い?
いや、確かに好きと聞こえたはずだが、言った本人は未だに困惑した顔をしている。
「…世迷言は寝てから言ってくれ。ほら、もうすぐ家だろ?さっさと帰れ」
がっかりしながらそう言うとまた歩き出した。
何がっかりする必要がある?
若い笹川がこんなオジサンの俺に好意を寄せるなどあるわけないだろと言い聞かせた。
笹川が付いてきてる気配がないと振り返ろうとしたら抱き着かれてまた驚く。
「っ…て、おい」
「世迷言じゃありません!私!課長の事が好きなんです!」
「…うそだろ…?」
まさか本気で笹川が俺を?
思わず天を仰げばいつにも増して星々がキラキラと輝いている。
何だか一気に視界が華やいだのは気のせいか?
「あ…あの、世迷言…そう!世迷言です!今のは無かったことにしてください!」
やっぱり世迷言だったのかと驚愕したが、顔中真っ赤で恥ずかしがってる笹川を見れば嘘だと容易にわかる。
逃げようとする彼女を逃すまいと捕まえ抱きしめた。
「今のは冗談なのか?本気じゃないのか?」
「ほ…本気…って言ったら、課長は迷惑ですか?」
迷惑なわけあるか。
年甲斐も無く胸は踊り狂ってる。
これはもう彼女にハマってしまったとしか言いようがない。
「迷惑…なんかじゃない。やばいな…めちゃくちゃ嬉しい」
「…え?」
「いいのか?こんなオジサンで部下から怖がられて嫌われてる俺なんかで」
笹川は確か22~3。俺はもう32だ。
10近くも年上で嫌われ者の俺に惚れられて迷惑するのは笹川の方じゃないのか?
そう思ったんだが…
「かっ、課長はオジサンなんかじゃありません!かっこよくて真面目で誠実で素敵な人です!みんなに怖がられてるけど嫌われてはいませんよ!みんな課長の事尊敬してます!」
必死に訴える彼女に驚いたと同時に嬉しくなって笑ってしまった。