もう誰かを愛せはしない
「そろそろ部活の時間だな。…メイサはどうする?」



礼羽は首をパキパキ鳴らしながら私を見下ろした。




「うーん…。今日はバイトだから帰るよ」

「そっか。わかった」



礼羽と並んで屋上から出ると、一緒に下駄箱へとやって来た。


サッカー部である礼羽は、座ってスパイクの紐を絞めている。




「そろそろ試合なんだっけ」

「あぁ。今年あたり優勝すっかもよ」

「ライハがキャプテンだし?」

「そうだな」



私達は顔を見せ合わせて笑った。
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