青は奇跡
「……藤野さん。あなたたちは、どういう関係なの?」
「……ええと、あのう……」
「ん?」
「……一応、付き合って、います」
言った途端、顔から火が出そうだった。
先生としてはここに残っているわたしがどういう関係なのかを特に深い理由もなく聞いたはずだ。
わたしだけ恥ずかしがっていて、なんだか悔しい。
「……そう。じゃあ早く目が覚めるといいわね」
「はい」
それだけだった。
あまりにあっけなかった。
わたしの赤面を笑うわけでもなければ引いてしまうこともなかった。
拍子抜けしてしまい、すっかりわたしの顔色は元通りだった。
もう一度燦に目を向けると、やっぱり目を閉じたままだった。
……何が原因なんだろう。
こんな風に誰かが倒れてしまう所を見たのは初めてで、何が何だか未だに分からない。
額にうっすらと浮かんだ汗をハンカチでそっと拭うと僅かに顔が歪んだ。