青は奇跡





次の授業は隣のクラスと合同で体育なので、早めに更衣室に向かった。




確か今日はバスケだったはず。


男の子の方は外でサッカーをやるらしい。




いくら運動するとはいえ、本格的な冬真っ只中に暖房のない体育館に1時間もいるのだから寒い。


何枚か着込んで廊下に出ると、ひんやりした。




後ろをちらりと振り返ると、アヤちゃんとミホちゃんはまだスマートフォンを見ながら他の友達と笑っていたから1人で体育館に向かった。





「お、藤野はいつも早いな」


「……いえ」


「ちょっと運ぶの手伝ってくれないか」


「……はい」





寒さで口が動かないのとほとんど話したことのない先生に人見知りを発動していることがあいまって、いつも以上にわたしは喋らなくなった。




倉庫からボールを出したり得点板を用意しているうちに他の生徒も集まってきた。





「ありがとうな、藤野」


「いえ」





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