住みますか、住みませんか。


「出ようか」

「おかわりしていいですか」

「え?」

「もっと強いのください」

「いや。さっきの。かなりキツい……けど」

「じゃあさっきのと同じで」

「ほんとに大丈夫? あれはね、オギノちゃん。ロングアイランドアイスティーって言って――」

「アイスティー? 紅茶ですか?」

「いいや。40度ある酒を数種類混ぜているんだ。なのに名前のごとく紅茶のようにさっぱりした飲み口。危ないのわかるでしょ」

「羽鳥さん」

「怖じ気づいた?」

「飲ませてくれるんですか。飲ませてくれないんですか」

「……目が据わってない?」

「まだ余裕ですから」


 ふっ、と笑った羽鳥さんが、マスターに追加でお酒を注文する。

 その隣でわたしは心中穏やかでない。


 どうしようチヒロくんがえっちなお店に行っていたら。

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