住みますか、住みませんか。
…………え?
「僕や男性社員がオギノちゃんに近づこうとすると彼が逆毛立ててるの。気づかなかった?」
そうなの? え、チヒロくんが会社で!?
「ねえ、タマキ。君は仕事も人付き合いも上手にできる万能タイプなのに。そういうとこすごく不器用だよね」
「……否定はしません」
「オギノちゃん。タマキは、すごく真面目な子でね。一人で抱えすぎちゃうような。癒してあげてね」
わたしに、チヒロくんを満たしてあげられるのかな。
「大丈夫。君がタマキのこと大好きな以上に。タマキは君に惚れてる」
「……っ」
「頼んだよ」
「はい」
「それじゃ。また改めて3人であの店で飲もうね」