永遠、というものがあれば
陽斗の笑顔がとても優しくて、ほっとしたのが正直な気持ちだったけど、



なんだか陽斗が少しぎこちない様子に見えて気になった。



だけど、そんな様子を見せたのは一瞬で。



「陽菜、今日家に来る?」


何もなかったように陽斗が聞くから、私も気にしないようにしてたんだ。



「陽斗、仕事は?」



「今日は夕方までだから、鍵使って入っててくれる?」



「うんっ」



単純な私はそれまでの疑問も陽斗に会えるうれしさでその時は深く考えなかったんだ。
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