永遠、というものがあれば

「ごめん…」


haruは聞こえない位の小声でつぶやいてから、席を立って、入口に向かっていった。



「haruさん…!」


思わず出た声に、私自身もびっくりしていた。


あなたは私の、なんだったんですか?友達?それとも…恋人?


なんて、いきなり聞いたら変だよね。


再びあたふたする私をそのままにharuは歩いていく。


何か言わなきゃ!



「あの!…この前、すみませんでした。運んでいただいたそうで、ありがとうございました」


haruの足はとまらない。



「あの……、好き!…です」



ひゃー、何言ってんの?私。


彼の足がぴたりと止まって、こちらに顔を向けないまま、haruは冷たく言ったんだ…。



「ごめん。無理。俺好きな人いるから」
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