その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党
「はい、どうぞ」
健太郎はロビンからスムージーを受け取った。
ほんのり香る匂いから中にパクチーが入っているのが分かる。
「ケンって不思議。
子供の頃はパクチーも美味しそうに食べてたのに」
ロビンは健太郎の隣に座り、自分の分のスムージーを美味しそうに飲んだ。
「全然、パクチーの味はしないから大丈夫。
めちゃくちゃ美味しいよ」
ケンは手に持っているスムージーを見て、小さく息を吐いた。
「今、こんなに食べるのに勇気がいるのに、子供の時に大好きだったなんて思えないよ。
多分、ロビンの記憶違いなんじゃないかな。
子供がこの味を大好き!なんてあり得ないと思う」
健太郎はもう一度、スムージーの匂いを嗅いでみる。
「それに、今日のこれ、パクチーの配分が多い気がする」
ロビンはケラケラ笑っている。
僕が大人になってパクチー嫌いになっていた事が未だに信じられないみたいで、パクチーの素晴らしさを思い出させようと手を変え品を変え僕をパクチー攻めにする。