エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる
「ええ、本当はお食事だけする約束だったんですけど……レストランの前に着いた時、〝和香菜ちゃんのためにバレンタインディナーを予約した〟って言われたんです。でも、それは三船さんと一緒に楽しんじゃいけないディナーだって思ったので、お店に入る前にお断りしました」
もしも津雲さんの時間が許せば、ついてきて断ってもらおうかとも思った。でも、彼は検事正に呼び出されてしまったので、自分で何とかするしかなかった。
まぁ、結果的には逆にきっぱりした態度で三船さんの誘いを断れたので、よかったんじゃないかと思う。
「さすがは和香菜だな。三船もこれで懲りればいいが」
「それはどうですかね」
「やはり無理か……」
そんな冗談で笑い合っているうちに、パトカーは警察所へ到着。
ひと通りの事情を聞かれて帰された頃には日付が変わる寸前だったので、今夜は津雲さんのマンションに泊めてもらうことになった。
倉庫で服や体が汚れてしまっていたので、マンションについてすぐバスルームへ直行した。
しかし、なぜか津雲さんまで脱衣所について来たので、コート以外の服が脱げない。