エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる
「あの……?」
洗濯機の前で向き合った津雲さんに、上目づかいで戸惑いを主張すると、彼は事もなげに言う。
「俺のことは気にせずに脱げばいい」
「えっ。いやいや、見られているのに脱げませんって」
「見るためにここにいる」
「えっ? な、なに言って……」
顔を赤らめて身構えた私に、津雲さんはようやくハッとして「ああ、そういう意味じゃなくて」と苦笑する。
そして、おもむろに私の手を掴むと、縛られた跡が残る手首を優しくさすって言った。
「ここ以外にも……和香菜の体に傷や痣がないかどうか、確認させてほしくて」
あ……そっか。津雲さんは、時田に乱暴された私を心配してくれていたんだ。
私は彼を安心させるように、微笑んで説明する。
「たぶん、痛々しい傷はここだけだと思います。背中を蹴られたのは服の上からでしたし」
「いいからちゃんと見せてみろ」
「……はい」
津雲さんに他意はないとわかっていても、目の前で服を脱ぐという状況を妙に意識してしまう。
私は彼に背を向けた状態で、アンサンブルになっているカーディガンと、中のノースリーブニットを脱ぎ、ブラだけの状態になる。