エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる
「しかし、すっかり得意料理になったな。和香菜のハンバーグ」
「ふふっ。今日は煮込みでーす」
私は勉強の手を止め、熱々の煮込みハンバーグを口に運ぶ彼を幸せな気持ちで眺める。
ひとりだとあまりやる気にならなかった料理も、大雅さんと暮らすようになってからは自然と上達し、基本的な料理なら一人で作れるようになってきたのだ。
「そういえば、今週末は今のところ連休が取れそうなんだ。たまには出かけないか?」
「……もちろん! どこに行きますか?」
わくわくしながら尋ねると、向かい側から大雅さんの手が伸びてきて、私の左手を掴んだ。そして、薬指にはまっている、シルバーリングを撫でる。
「式場を見に行こう。それから、この指輪を、きちんとしたエンゲージリングに作り変えてもらって……マリッジリングも選びたい」
「大雅さん……はい。喜んで、お供します」
多忙な中でも、きちんと結婚について前向きに話を進めようとしてくれている、その気持ちがうれしい。愛されている実感で、胸がいっぱいだ。
……でも、いつまでも手を握られていると、なんだか照れくさくなってくる。
「……ご飯、冷めちゃいますよ?」