エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる
そう言ってやんわりと〝そろそろ離して〟アピールをするけれど、大雅さんが食事に戻る気配はない。それどころか、彼の瞳が若干熱を孕んできたような……?
ドキドキしながら見つめ合っていると、彼がやがて私の手を握ったまま、席を立つ。
そして私のいる方へ回ってくると、突然身を屈めて、椅子から私の体をひょいと抱き上げた。
「きゃっ、な、なんですか……!?」
驚きの声をあげながらも、なんとなく察しはついていた。彼が強引に私をお姫様抱っこするのは、ベッドに連行する時だから……。
予想通りまっすぐ寝室に向かっていく彼に、私は飛び出しそうな心臓を押さえながら尋ねる。
「あの、どうして急に……?」
「急じゃない。帰ってきて和香菜の顔を見た瞬間からずっと我慢していた」
「ええっ!?」
「だから……悪いが今夜はあまり寝かせてやれない」
甘すぎる声でそんなことを囁かれ、きゅうっと胸が縮んだ。
大雅さんってば、毎日激務のはずなのに、どこにそんな体力が…!?
混乱している間にベッドに下ろされ、ケモノのように覆いかぶさった彼が私の目元に手を伸ばす。
そして眼鏡が外されたら、溺愛が始まる合図。
彼だけしか見えない世界で、底なしの愛を注がれる、甘美な夜が私を待っている。
FIN


