エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる
「本当は、私も……あなたのような検事になって、この世の悪と戦いたかった。でも、女だからって理由で両親に猛反対されて……事務官になるしかなかったんです。だから、私のぶんまで戦ってください。恋愛なんてどうだっていいです! 津雲さんは、津雲さんにしかできないことをしてください!」
無我夢中で言い終え、乱れた呼吸を整える。津雲さんは眉間のしわを深め、難しい顔で私を凝視していた。
……あれ? もしかして怒らせちゃった? 調子に乗って色々喋りすぎたかも……。
「ご、ごめんなさい、偉そうに。私、お手洗いに行ってきますね」
いたたまれず席を立つと、思った以上に酔いが回っていて、私は膝からかくんと崩れた。
「わっ」
「浅見、大丈夫か」
床に尻もちをつき座り込んでしまった私に、すかさず席を立った津雲さんが手を差し伸べる。