先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「それは…なぜやめたんですか?伊奈先生は…」

聞かずに居れなかった。
必死みたいだけど…
伊奈先生に何があったのか…知りたかった。

「誰も知らないよ…亮平は…そのあとしばらく留学してしまって日本から姿を消してたから…」

留学……

何があったのだろう?
そんなに突然バレーをやめなければならないようなこと…

「そう…なんですか…」

と、そこへ伊奈先生が戻ってきた。

「あ、俺、ちょっと女バレの子たちと話してきていい?」

冨永さんが立ち上がって、選手たちのところへ行ってしまった。

伊奈先生をチラッと見た。

え?
なんか顔が怒ってる?

「おい。昨日…えりなが泊まったってほんとか?」

「え?もしかして誰が生徒から聞きました?」

伊奈先生の顔が怖くてちょいと視線を逸らした。

「ああ。彩の部屋に泊まったって?」

「ええ。まあ。あの時間から電車で帰るなんて酷ですもん…」

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