先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「彩…ごめん…気つかわせたな…」

先生の顔は…なんともいえないような感じに歪んでいた。

「いいですよ。なんかえりなさん…先生とわたしのこと誤解されてたみたいだったし…誤解が解けてよかったです。」

「そう…か…。もうこんなことさせないようにするから…。ほんとわるかったな…」

先生は下向いてしまって顔が見えなかったけど…
絞り出すような声でわたしに…謝っていた。


これでいい…
先生はえりなさんと婚約してるんだもん…

先生はわたしにとって…ただの…先輩…

それでも…
大学のときなぜ突然バレーを辞めてしまったのか…気になってるわたしもいることは事実で…

でもこれはただ純粋に…後輩として、先生がなぜ辞めちゃったのか気になってるだけだし…

と、わたしは自分の心に言い聞かせていた…

先生は…ただの…先生…
好きな人なんかじゃ…

ない…


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