先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「おい。」

え?

振り向くと伊奈先生がいる。

「おまえ死にそうじゃねーか。昨日のだろ?送ってやるよ。」

「いや、大丈夫…」

「じゃねーだろ?」

そして強引にわたしのおでこに手を当てた。

「ん?」

そして、グイッと大きな手で後頭部を自分の方に引き寄せるとおでこにおでこをくっつける。

え?
何するの…?

近い!

ボーッとする頭でもわかるくらい…ドキドキする。

「ほら、やっぱり…熱あんだろ!ばーか。」

「え?ウソ?!

「気付いてねーのかよ?いいから乗れ。車は置いとけばいい。」

熱…?

そういえばボーッとしてるのって…
頭ズキズキ痛むのって…

もしかして…風邪?

「はやく!」

伊奈先生が急かすので、車の鍵を閉めて、伊奈先生の車に乗り込んだ。

「すみません…」

そして、助手席に座ったとたん…
ドッと疲れが押し寄せてきた。

なんだか…寒い…
頭がいっそのこと…痛む。

目をつむる。
と、とたんに眠気が襲ってきた。

< 116 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop