先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
ら、まだいた。
何やら、パソコンでネットで検索しながら、書類に記入中。

「伊奈先生。練習終わっちゃいましたよ。」

「え?マジ?」

で、時計ながめて
「うわっ」って言った。

「マジかよ。7時半じゃん。」

「はい。選手たち自主練してますけど。伊奈先生来ないし見に来ました。なんかクラスのことで手伝うことあったら…」

「あー…じゃ、いいか?その書類だけどさ。なんか模擬店すんのに自治体に提出しないとダメなんだと。ちょっと書いてやってよ。あとな…」

「なんか山ほどやることありそうだ。この量、ひとりでこなしてたのか…」

それでしばらく、無言で仕事に集中した。


そして気づけば、9時。

「わ。伊奈先生。もう誰もいませんけど。」

職員室見渡すとほんとにあと数人しか残っていなかった。
選手たちも9時には自主練終えて体育館でてしまうことになっているから、もう誰もいない。

「あー。ほんと、働きすぎ。」

「せんせでしょ?」

「彩もだろ?」

んで、先生がめずらしく笑った。


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