先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「大智は…ほんとは…彼氏じゃないの。付き合ってるフリ…してもらってるだけ。」

「なに?」

先生の眉がつり上がった。

「大智は…大学の元カレで…もう1年以上前に別れてる。」

しばらく無言の沈黙が続いた。
先生は眉を釣り上げたままわたしを凝視していたし、わたしも先生から目を逸らさなかった。

「おまえ、車は?マンション置いてきたのか?」

「うん。だってマンションそこだし。」

目の前にあるマンションを指さした。

「なら、乗れ。ここで話してるわけにはいかないだろ?ちょっとドライブ…付き合え。」

先生は車を出して、テキトーに走り出した。

「こんな時間、店なんてどこも空いてねーから、山でも行くか。」

「なんかわかんないけど…お任せします…」

で…静かな夜の道を運転しながら…

「何から話したらいいのか…とりあえずは俺の高校時代まで遡ることになるか…」

先生は高校からの人生を長い時間をかけてわたしに話してくれた…。


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