先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「僕は…ほんとのことを知ってます。
本当は姉が亮平さんとあなたにきちんとケジメをつけて…姉こそ懺悔すべきなんです。」

え?

「それはどういうことですか?」

えりなさんに何か問題があるということ?

「それは僕の口からは言えない。姉がケジメつけないと、結局姉はまたあなたたちに迷惑をかけてしまうことはわかってますから…。」

「えりなさんが…何かを隠してるということですか?」

「それもぼくがいうわけにはいかないんです。二階堂さん。姉の…連絡先をあなたに教えます。姉を…どうか元に戻してください。
中学の時の…優しくて綺麗だった姉に…」

「俊哉さん…あなたはおいくつですか?」

「23歳です。ぼくが小学校に入った時、姉は中学1年で、溌剌としていて、兄も姉もバレーをやっていました。けど…事件が起きて…体に傷を負った姉は…それからうちに篭るようになった…そして兄は…姉の言いなりになるしかなかったんです。なぜなら、その事件には兄に非があると兄も姉も思い込んでいたから…。それからです。姉も…兄も…おかしくなってしまった…」

わたしと同い年…の俊哉さんがこんなにも…必死に思いつめてるのはなんでだろう…

何があったんだろう…

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